イラスト:関口ユートピア
凝りをほぐすだけでなく、気になる不調も解消される「ツボ押し」。多くの女性を健康に導いてきた鍼灸マッサージ師の柳本真弓さんが極意を伝授します。後編も『体が軽くなるツボ』を図解していきます。(イラスト◎関口ユートピア)

ツボ押しの意味と基本のやり方は前編で

【扶突(ふとつ)】のどの痛み・ストレス

●扶突

《場所》
耳の裏からのど元に向かって斜めに走っている筋肉(胸鎖乳突筋)の中央あたり

《どんなツボ?》
のどや咳の症状の際に押すといい。ストレスがある人は首や肩が固くなるため、この部分をもみほぐすとスッキリ。胸鎖乳突筋全体を帯状に軽くつまんで刺激してもいい

 

【中府(ちゅうふ)】呼吸器の不調

●中府

《場所》
鎖骨の外側から、指1本分下にあるくぼみ

《どんなツボ?》
肺や呼吸器の症状軽減に最適なツボ。胸を広げるようにしてストレッチすると、呼吸が深くなり、背筋が伸びる。巻き肩が気になる人にもおすすめ