もともと美容に興味はない。それでも子どもを産んで、年齢を重ねて、見た目がどんどん変わってきて。35歳、鏡を見るのがしんどくなった――。そんな田房さんが、ぐるぐる悩んで、さまよって、「キレイ」を探す旅を綴ったコミックエッセイは、雑誌『ESSE』で大好評を博しました。
さまよい続けた先で、ありのままの自分を受け入れられるようになりつつあった田房さんですが、コロナ禍でひどく落ち込んだ時期があったそうで――。
さまよい続けた先で、ありのままの自分を受け入れられるようになりつつあった田房さんですが、コロナ禍でひどく落ち込んだ時期があったそうで――。
ひどい落ち込みで、セラピーを受けることに
コロナ禍になってちょうど1年が過ぎた頃だった。
なんだか毎日張り合いがなくて、どこに力を入れて日々をがんばればいいかわからなくなっていた。
仕事も家事も遊びもなんのやる気も出なくて体も気持ちも重く沈み、毎日ドヨ〜〜ンとしている。
大変なことが起こっているわけでもないのに。
私はこういうふうにドヨ〜〜ンとなってしまってそれが気になるときは、セラピーとか何かしらをやることにしている。以前、何回か行ったことがある心理カウンセリングのお店がオンラインを始めていたので、受けることにした。