『婦人公論』(2022年12月号)の料理連載「お料理歳時記」では、「本みりんで作るうちの万能調味料」を特集! 日本が誇る発酵調味料の本みりん。その風味を生かした手作り調味料を、柳澤由梨さんに習います。厚焼き卵のもとになる「厚玉地」と梅の風味を移した「梅みりん」の2種があなたの料理を本格的な味に変えることでしょう(撮影=邑口京一郎 スタイリング・構成=野澤幸代)
万能調味料「梅みりん」の作り方
《 材料(でき上がり約260g)》
A
本みりん…350mL
梅干し…3個(約50g)
昆布(5cm角)…2枚
・削り節…10g
・塩…5g
*梅干しは塩のみで漬けたもの(塩分17%)。梅干しの塩分により塩の量を加減する
《 作り方 》
(1)鍋にAを入れて2時間ほどおく。
(2) (1)を弱火にかけ、ふつふつと沸いたら木べらで梅干しを崩し、残りの材料を加えて火を止める。
(3) 粗熱が取れたら(できれば一晩おく)、厚手のペーパータオルで濾し、ギュッと絞って清潔な瓶に入れる。冷蔵で約1ヵ月保存できる。