二條若狭屋「不老泉」
可愛らしい小箱に詰まった葛湯。松に被る雪の絵柄には「葛」、うさぎが餅をつく月には「抹茶」、桜の花には「しるこ」が入り、三種の味が楽しめます。
抹茶としるこにはあられや水鳥形の麩焼きが入っていて、湯を注ぐとぽっかりと浮かぶのも嬉しいところ。また葛は、特有のまったりとした口当たりを楽しめるようシンプルな仕立て。いずれも熱い湯を注いでゆっくり混ぜると、トロリとした味わいになります。
いかにも京の老舗の菓子らしく、不老泉の題字は中村不折、箱の版画は徳力富吉郎、箱の掛け紙は神坂雪佳の手によるという風情あるひと品です。
いずれも明治から昭和にかけて活躍した書家や絵師。おめでたい名の葛湯をいただきながら、そんなゆかしい話を繰り広げるのもまたご馳走の一つです。
二條若狭屋
京都市中京区二条通小川東入ル西大黒町333-2
電話:075・231・0616
営業時間:8時~17時水曜休
不老泉1個270円、6個箱入り1836円(1月末まで)
電話:075・231・0616
営業時間:8時~17時水曜休
不老泉1個270円、6個箱入り1836円(1月末まで)
不老泉1個314円、6個箱入り2096円(2月以降)
取り寄せ方法:電話、オンラインショップ販売期間:通年