「日本で暮らしていた頃は、仕事のために生きていたようなものだった──。生活を犠牲にし、大事なことを忘れていたのかもしれません。」
お気に入りの園芸店で買い求めた苗を植え、丹精込めて造り上げた庭。毎年決まった時期に開花する宿根草やグラス類の成長後の姿まで想像しながら、計画的に植栽を進めた
『婦人公論』2月24日号の表紙に登場している中谷美紀さん(表紙撮影:篠山紀信)
薪が高く積み上げられたデッキの横にテーブルと椅子を設置。ノートパソコンを持ち出して、ここで毎日日記を書いた
「別れた男女がお互いの新しいパートナーとの暮らしを尊重しながらも、協力して子育てを行うことは、ヨーロッパではごく当たり前のこと。」
コロナ禍で、自宅で料理をする時間も増えた。天気の良い時には、大きな空と山々の稜線を眺めることができるテラス席で食事を。花瓶には庭で摘んできた花を飾って
中谷美紀さんの新著『オーストリア滞在記』(幻冬舎)