ひたすらやけ食い
ここまではどこの国でも起こりうるケースかもしれません。でも、ウクライナの女性たちの多くは、そこから先が違うのです。
ウクライナの女性は、若い女性と浮気する旦那さんが自分のところに戻ってくるように、身なりに気を付けるようにする、という行動をとるのではなく、「なぜ、私を残して他の女のところに行っちゃったの!」と嘆いて、もっともっといっぱい食べて、飲んでしまうのです。
落ち込んでいる間は誰とも話もしないで、ひたすらやけ食いをしてしまいます。
「あなた、何やってるの! 目を覚ましなさい」と友人たちに言われて、そこからやっと前向きになって頑張っていく女性ももちろんいます。
でも多くのウクライナ女性たちは、「私はもう何もできない。それでも彼が好き。子どもがいるから、きっといずれ私のところに帰ってくるはず」という受け身な考え方になってしまうのです。
そこからは、自己肯定感もどんどん下がってしまい、旦那さんをなじったりして、夫婦喧嘩がエスカレートしていきます。
なかには旦那さんがお酒を飲んで奥さんに暴力を振るったり、結局、家に帰って来ないことが多くなってしまうのです。
このような状況になって離婚に至るケースは、コロナ禍ですごく増えました。
やはり仕事がなくなったり、家から外に出なくなり、夫婦が家で24時間ずっと顔をつき合わせていると、しなくてもいい喧嘩も増えます。
お互いに「こんなはずじゃなかった」と思うことも増えていきます。
結局、若い女性に走って家に戻らなくなった旦那に愛想をつかして離婚、というのが、世界で離婚率第2位の理由だといえます。