(c)「おしょりん」制作委員会

森崎ウィンくんと北乃きいちゃんは似ている

作中で五左衛門に弟の幸八がメガネ作りを持ち掛けますが、その幸八役を森崎ウィンくんが演じています。実は、ウィンくんとは2013年のTBS系ドラマ『名もなき毒』で共演したことがありました。その時の印象とまったく変わらず、ずっと弟のような雰囲気があって、人懐っこい愛されキャラ。今回、ウィンくんが弟役ですごく良かったですし、居心地もよかったです。兄弟といえば、実際に僕も弟の進次郎がいますが、兄弟にしかない関係性というものがあって、10代や20代の時はこうだったなと思い出すこともありました。

僕がやったら確実に父に怒られるようなことも、進次郎がやったら怒られないということがあるわけです。今作も、兄としての五左衛門の気持ちがよくわかって。弟の幸八は、何年か前に事業も失敗して、家を出ているのに、ある時のこのこと実家に顔を出すなんて、この野郎と(苦笑)。自分がこの家を背負っている重圧や責任がどれだけのものかわからないだろうと、幸八の顔を見るだけで怒り心頭。でも、兄弟だから、そんな厳しい顔が出せるんですよね。そこは僕も男兄弟がいたから、よくわかりました。

五左衛門の妻である、むめ役の北乃きいちゃんも、明るい方です。もしかしてウィンくんときいちゃんのタイプは似ているかも。二人とも、ポップで弾けるようなところがあります。きいちゃんとお話しするのは初めてだったんですが、奇跡的に同じ神奈川県横須賀市出身で、すぐ横須賀の話になりました。きいちゃんは「いつかお話ししたかったんですよ」と言ってくれて。

さらに「母と祖母と孝太郎さんの実家を見に行ったことがあるんです」と(笑)。実は近所だったんですよね。「警察官の方が立っているから、そっと見ながら、小泉純一郎さん家だ!」と何回か見学に行っている、と言われました(笑)。きいちゃんから「孝太郎さんもご実家の近くの動物病院だったんですよね?」と聞かれて、「なんで知ってるの?」と返すと、「私も犬を飼っていて、動物病院に孝太郎さんの写真が飾っていたので」と教えてくれて、すぐに打ち解けました。「どこどこのお店に行っていました」とか、マニックな地元の話が尽きなかったです。

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