隠し事はできるだけないほうが、楽

がんの手術をしたということを世間に向けて自ら叫んでみるのは勇気がいることだったが、結果的に、とてもとても良かった。

誰にも何も思われないし(正確には思われるのかもしれないが言ってはこないし)
わたしもがんだったんだよ~(笑笑)なんて、がん話で盛り上がることもあったし。

肺がんの疑いで青天の霹靂どうしてよいかわからないのです、という見知らぬ人を励まし、経験を伝えることだって時にはできた。

人の役に立ってる!と感じることは嬉しいし
隠し事は、できるだけないほうが、やっぱり、楽だ。

自身のがんの経験について対談した、河村隆一さん(左)と青木さん(WEBサイト「知ってもらいたい、肺がんのこと」より)
青木さんの連載「50歳、おんな、今日のところは「●●」として」一覧

●WEBサイト「知ってもらいたい、肺がんのこと ー受けてほしい、肺がん検診ー


●2023年11月26日(日)まで、東京・本多劇場で上演される舞台『リムジン』に出演予定

STORY

小さな田舎町で、親から受け継いだ小さな工場を営む主人公の男(向井理)。彼は町の実力者に気に入られ、自分の後継者にと、推薦されていた。その地位につけば、名誉と、特別な待遇が与えられる。妻(水川あさみ)と共に喜ぶ男。しかし、喜びも束の間、彼は誤って、昇進に尽力してくれた 恩人に怪我を負わせてしまう。「一言謝れば済む話よ」と、ためらう夫に妻は言うが、掴みかけた未来が遠のくことに耐え切れずついた嘘が次の嘘を呼び、夫婦は取り返しのつかない事態を招いてしまう。重ねた罪に比べて実入りの少ない、あまりに非効率な夫婦の悲喜劇。