(写真提供◎青木さん 以下すべて)
青木さやかさんの連載「50歳、おんな、今日のところは『……』として」――。青木さんが、50歳の今だからこそ綴れるエッセイは、母との関係についてふれた「大嫌いだった母が遺した、手紙の中身」、初めてがんに罹患していたことを明かしたエッセイ「突然のがん告知。1人で受け止めた私が、入院前に片づけた6つのこと」が話題になりました。
今回は「温泉好きな人」です。

前回「みるのも出るのも〈舞台〉が好きだ。きっかけは戸田恵子さんの『なにわバタフライ』…」はこちら

温泉にいきたい

あっという間に肌寒くなってきて、日が落ちるのが早くなり、秋を通り越して冬の気配がやってきた。

温泉にいきたい。

わたしは温泉がとても好きで、子どもが生まれる前は日本秘湯の会のスタンプを集めに、せっせと温泉に通ったものだ。

近年はなかなか行かれないが、先日仕事で青森に行ったとき、酸ヶ湯温泉に連れて行っていただいた。温泉が好きだと言ったら「じゃあ明朝帰る前に行きますか?車だしますよ」と営業先の方が言ってくださったのだ。そんな機会は貴重であるので、直ぐに甘えることにしている。なんなら自分から連れていってもらえないか、と初めて会う人に頼み込むこともある。地方の行きたい場所は、大体車でしか行かれないところにあるのだ。

おでんがおいしかった