本人も意図せず私たちに「ムカついて」
次男の瑛介の体も大きくなり、私の背丈を越しているので、こちらも大人の仲間と思って向きあいたいけれど…。実は中身はまだまだランドセルを振り回して「おまえの母さん、でーべーそー」と言ってふざけ回る小学生とさほど変わらない(今そんな小学生を見かけることもないんだが)。
まだわかんないだろう、とコソコソ大人の間で話している言葉尻を捕まえて、
「なにそれ?なんなん?俺にも教えてぇ」
いつのまにか声変わりした低い声で尋ねてくるが、言っていることはまあまあ幼いのである。
心と体がぐんぐん形を変えて特有のホルモンのおかげで成長していくからか、昨日と今日で、言葉の当たりどころが違うと、本人も意図せず私たちに「ムカついて」いる。
「ご飯できたよ」にもふてぶてしく「は?」と言い返してくる息子に、今日も私は心の平安が保てない。
はあ、やれやれ…。
よくもこんな難しい子達を毎日面倒見てくださる、学校やチームの先生方。
実の親でも扱いが難しいのに、ゆめゆめ学校や所属チームが我が子を何とかしてくれるなどと思ってはいけない気がしている。