樋口さん「数のうえからいうと、ヨタヘロ期を長く過ごすのは圧倒的に女性が多い」(写真提供:Photo AC)
平均寿命が伸びる一方で、長生きによる「老い」に直面する場面も増えています。以前と違う自分に戸惑ったり、忘れてしまうことに恐怖を感じている方もいらっしゃることでしょう。91歳になった今でも執筆活動を続けている、評論家・東京家政大学名誉教授の樋口恵子さんは<老いのトップランナー>として、「自分の老いを実況中継しながら、皆さんにお伝えしてご一緒に考えていきたい」と話します。その樋口さんいわく、「数のうえからいうと、ヨタヘロ期を長く過ごすのは圧倒的に女性が多い」そうで――。

ヨタヘロ期

私が理事長を務める「高齢社会をよくする女性の会」の広島代表で、社会学者の春日キスヨさんが、「ピンピンしている元気な時期の後に、半分自立しているヨタヨタヘロヘロの時期があり、その後にドタリと倒れて寝たきりになる」とおっしゃいました。

まさにヨタヨタヘロヘロになりつつあった私は「これだ!」と思い、「ヨタヘロ期」と名づけて、あちこちでお話ししたり書いたりしているわけです。

名付けの親は春日キスヨさんですのでここに明記いたします。

その反響から春日さんが感じるのは、皆さん、ピンピンコロリ願望が強すぎるということ。