ニューヨークは音楽の街

さて、最後のおすすめ。それはなんと言ってもエンタメ=音楽です。

やはり私にとってニューヨークは音楽の街。そして、ニューヨークで抑えたい音楽はジャズ・クラブ、ブロードウェイ・ミュージカル、オフ・ブロードウェイ・ミュージカル、そしてオペラです。

まず、ニューヨークはジャズ・クラブのメッカ。Blue Note(ブルーノート)、BIRDLAND(バードランド)、Smalls(スモールズ)、Iridium Jazz Club(イリディウム・ジャズクラブ)あたりが行きやすくて良いかと思います。

食事も出来るところが多いので、ジャズを聴きながら美味しいお酒とお料理を楽しむのも良いですね。

ただ、ジャズはいろいろな種類のものがあります。知らないミュージシャンのライブに行って音楽が好みでなかったら辛いので、事前にYouTubeなどで出演アーティストをチェックしてみて下さいね。

次にブロードウェイ・ミュージカル。

常に50ほどのミュージカル公演があります。その中でオススメですが、英語があまり堪能でないのなら大体のストーリーが分かっているものが良いと思います。“アラジン”“ライオン キング”この辺りは鉄板です。必ず楽しめると思います。

その他としては私も全てを見ているわけではないのでニューヨークに住んでいる友人の話も合わせると、映画で有名な“バック トゥー ザ フューチャー”、マイケルジャクソンのストーリー “MJ ザ ミュージカル”は面白そうです。

ともかく、ブロードウェイのミュージカルは歌も踊りも世界最高レベル。私は今回“アラジン”を見ましたが、理屈抜きに楽しめました。本当に歌が上手い!

ブロードウェイ アラジンの開演前。New Amsterdam Theatre(ニュー アムステルダム シアター)

オフ ブロードウェイも面白い演目が沢山あります。

オフ ブロードウェイとはざっくり言うと劇場の大きさの事のようで、ブロードウェイにあっても、劇場が小さければオフ・ブロードウェイと呼ばれるそうです。目安としては100席から500席未満の劇場をオフ ブロードウェイと呼びます。

私的にオフ ブロードウェイのオススメはやはり“ブルーマン グループ”。1991年から30年以上も続いている超ロングランの作品です。

チケット購入サイトでの評価によると94.6%が大満足、4.2%が満足。つまり98.8%の方が満足されています。(ちなみに後の1.2%は普通)言葉を使わない音楽パフォーマンスで子どもから大人まで誰でも楽しめます。私も2、3度観ましたが、飽きません!

そして、もしシーズンが合えばメトロポリタン・オペラも是非おすすめしたいです。メトロポリタン・オペラは9月下旬から5月がシーズンで様々な演目を上演します。

そしてこのメトロポリタン・オペラの本拠地がニューヨーク リンカーンセンターにあるメトロポリタン・オペラ歌劇場。素晴らしいホールです。

日本で観ることの出来る海外からの歌劇団の公演は結構高額になる事が多いですが、それに比べるとメトロポリタン・オペラ歌劇場でのメトロポリタン・オペラは少しお値打ちだと思います。

もちろんキャスト、演出、舞台装置など全てが一流。是非、チャンスがあればご覧ください。今回は私もラッキーなことに“ラ・ボーエム”を観ることができました。堪能しました!

因みにこのメトロポリタン・オペラ。ライブビューイングも積極的に行っています。ライブビューイングつまり、日本の映画館でメトロポリタン・オペラを見ることができるのです。ご興味ある方は「MET ライブビューイング」で検索してみてください。

実は今回のニューヨークの滞在の主な目的はサウンド・バスのイベントを行うためでした。

チェルシーの素敵な会場で私が録音した自然の音を再生しながらシンギングボウルを演奏し、その音の中で参加者の皆さんがリラックスするという趣旨のイベントです。

おかげさまでチケットはSold Out。因みにサウンド・バスとは、その定義もゆるいもので、クリスタル・ボウルの演奏が多いようですが「様々な楽器の演奏に身を委ね、心身をリラックスさせる」というものです。

瞑想するわけでもなく、寝転んだりして、音を浴びてただただリラックスする。これがアメリカ、特にニューヨークでブレイクしています。

この6月もロスとニューヨークでメディテーションのイベントをしましたが、多くのアメリカの方々がメンタルヘルスとしてリラックスすることをとても大切に考えているなと実感しました。

特にニューヨークは「刺激の街」です。どのジャンルでもニューヨークで一番になったら、それはほぼ世界一を意味します。

特に金融ビジネスやエンタメの世界では激しい競争になっていることでしょう。たまにニューヨークを訪れて仕事をするだけでも、それをひしひしと感じます。

それゆえにサウンド・バスのような「癒し」が必要になっているのでしょうか。

お陰様で今回のイベントがとても好評で、来年もニューヨークでのイベントが企画されています。

私としてはニューヨークに刺激を求めていくわけですが、そのニューヨーカーに「癒し」を届けさていただくのも面白い縁だなと感じています。

前回「音楽を使ったコミュニケーションは、相手の感情を動かしやすい!?一方通行のメッセージや「急な敬語」に要注意」はこちら


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