個性豊かな「美術館」たち
ニューヨークの魅力はいろいろあります。
素晴らしい美術館が数多くある事。古い建物(といっても100年くらい前のもの)と最新建築が美しく同居している事。グルメが集まっている事。
そして、素晴らしい音楽などのエンタメを体験できる事。などなど。
その中で先ずは美術館。ニューヨークには数多くの美術館があります。ニューヨークで美術館巡りをしっかりしようとしたら1週間では足りないかもです。
有名なところでは「メトロポリタン美術館」「ニューヨーク近代美術館(MoMA)」「グッゲンハイム美術館」「ホイットニー美術館」など。
第一のお勧めは「メトロポリタン美術館」のエジプト館。
ここには古代エジプトの文化遺産、古美術品など 約 26,000点が展示されています。かなり広いスペースに復元されている石造建築物の展示は素晴らしく、エジプト美術へのリスペクトを感じます。
何十回と訪れていますが全く飽きる事なく、何時間でもぼーっとしていられるような空間です。
是非、開館直後の人の少ない時間から足を運んでください。
メトロポリタン美術館の第二のお勧めは、民族芸術の展示です。
アジア、アフリカなど世界各地域の民族芸術の展示があり、どれも素晴らしいのですが、特にお勧めはアラブ・トルコのイスラム アート。美しいブルーを基調にしたタイルなどは日本ではなかなか見る事のできないものです。
そして、メトロポリタン美術館の最後のお勧めは「ルーフガーデン」。屋上にあるスペースですが、ここからの眺めは最高です。
パンデミック前はカフェになっていて、スパークリングワインなども楽しめたのですが、今回の訪問では残念ながらクローズになっていました。
しかし、景色だけでもここを訪れる価値があります。ただ、この「ルーフガーデン」行き方がちょっと難しいので美術館のスタッフに行き方を聞いた方が安全です。
「メトロポリタン美術館」は全てを見るのに丸2日間はかかると言われています。行かれる方は、事前に見るところを必ずチェックしておいてくださいね。
次の美術館のお勧めは「ニューヨーク近代美術館(MoMA)」にあるモネの“睡蓮”です。200cm×1276cmの大きな絵を一部屋使って展示してあります。
ここも何十回と訪れていますが、何度見ても感動します。画集などでは感じられない色彩の繊細さ、光と影の表現。引き込まれるような“睡蓮”に本当に癒されます。
「MoMA」にはこの他にも学校の美術の教科書にも載っている、ゴッホの“星月夜”、セザンヌの“The Bather”、アンリ・ルソーの“夢”、ピカソの“アビニヨンの娘たち”その他にもゴーギャン、マティス、アンディ・ウォーホルなどの有名な作品が所狭しと展示されています。
また、絵画や彫刻だけでなく、優秀なデザインの工業製品や家具、日用品なども収蔵・展示されていて、本当に飽きずに楽しめる美術館になっています。
また、ミュージアムショップのMoMA デザイン ストアは、おしゃれなグッズが沢山。ニューヨークのお土産を買うのに最適なお店の一つです。