茶の湯の極意

ある時、弟子が「茶の湯の極意とはどのようなものでしょうか」と尋ねた時に利休が答えたのが、これからお話しする「利休七則」です。

それを聞いた弟子が「それくらいのことなら私でも知っています」と答えたところ、利休は「もし本当にそれができているのなら、私があなたの弟子になりましょう」と返しました。

茶道というと、作法やお茶の飲み方に目が行きがちですが、最も大切なのは、お茶を点ててもてなす亭主とお客様とのコミュニケーションです(写真はイメージ。写真提供:Photo AC)

これには、理屈や言葉では分かっていても実際やってみると思い通りにはいかない、当たり前のことを実践する難しさやおもてなしの奥深さが込められています。

自分をさらに高める教養
『7つの習慣』というアメリカのベストセラーがありますが、なんと千利休は500年前に「茶の湯の7つの習慣=心得」を残しています。