自分だけの方法

私たちは「当たり前」の考えにとらわれ、自分で選択肢を制限してしまうことがよくある。こうやって箱の外に出たがらないのは、大きな視点で物事を見ていないからだ。次の絵を見てみよう。

<『まっすぐ考える 考えた瞬間、最良の答えだけに向かう頭づくり』より>

自分がこの迷路の中にいると想像してみよう。おそらくあなたは、まず真ん中に向かって歩いていこうとするのではないだろうか? なぜなら、迷路とはそういうものだからだ。

ところが、この迷路は違う。賞品は迷路の真ん中ではなく、迷路の外にある。しかしそれがわかるのは、ヘリコプターにでも乗って空から迷路を眺めた人だけだ。迷路の中にいては、本当のゴールがどこにあるかはわからない。

私たちのほとんどは、この迷路の中にいる状態で生きている。「当たり前」から抜け出すことができないのは、そうでなければならないと思い込んでいるからだ。

みんながやっている方法から離れれば、自分だけの方法が手に入る。

※本稿は、『まっすぐ考える 考えた瞬間、最良の答えだけに向かう頭づくり』(サンマーク出版)の一部を再編集したものです。


まっすぐ考える 考えた瞬間、最良の答えだけに向かう頭づくり』(著:ダリウス・フォルー・桜田直美/サンマーク出版)

「ぐちゃぐちゃ思考」から「明晰思考」へ。
最初から正しいベクトルで考え、まっすぐ問題の核に向かう思考術!

余計なことは考えない。
不必要に迷わない。
最善解に向かってまっすぐ考える――。
本書を読めば、頭に浮かぶものの質が上がる。