ストレスフリーな服
でも、実際は新しいものを買っても買っても満たされない。手に入れたときは心が躍るしスッキリするのに、大切に着られない。クローゼットにたくさん服があるのに、着たいと思える服がない。
人間関係が服やものに例えられる時、「整理」「断捨離」みたいな表現をされることが多くて、私はそれにとても冷たさを感じてしまう。(人間関係整理中などと公で言う人とは、正直距離を置きたいと思う)
でも、あえて例えるなら、既に持っている服の良さを見つめなおす事が大切、だと言えるだろう。外ばかりに目が向いていると、既に持っているものと向き合うことを忘れてしまう。
新しい服を外に買いに行くばかりでなく、時間をかけて集めたクローゼットの中を見るべきなのだと思う。その時その時に必要な出会いがあって、思い出があって。そうやって積み重ねた人間関係を放置するのはもったいない。
また、見た目より着心地、と言えるのかもしれない。私たちはどうしても、服の装飾や見栄えばかり気にしてしまう。でも、生活していくためには、装飾ばかり華やかで身体に沿わないものではなく、身体にピタッと馴染んでくれて、家にいる時も、着ていることを感じないようなものがいい。
自分をよく見せてくれる一張羅も大事だが、1番長い時間着ていてもストレスフリーな服がなんだかんだ1番大事だ。