この機会に「本当に大事なこと」と「どうでもいいこと」を切り分けて考えてみてください(写真提供:Photo AC)
厚生労働省が2023年に発表した「労働安全衛生調査」によると、過去1年間にメンタルヘルス不調により1ヵ月以上休業した労働者の割合は、1,000人以上の事業所規模で1%だそう。自律神経が乱れていると「なんとなく気分がすぐれない」と感じるようになると話すのは、順天堂大学医学部教授の小林弘幸先生。さらに小林先生いわく、「年齢を重ねるのは誰にとってもストレス」だそうで――。

「どうでもいいこと」は捨てていく

年齢を重ねるのは誰にとってもストレスです。

若い頃に比べていろいろなところにガタがきたり、体調を崩す機会も増えてくる。体力や気力が衰えたり、新しいことがなかなか覚えられないなど不便も多いでしょう。

それは純然たる事実です。私たちは着実に死に向かっていて、それだけは誰でも平等に訪れます。

ここでお伝えしたいのは「年齢を重ねるごとに、どうでもいいことはどんどん捨てていく」です。

誰にでも死は着実に訪れると同時に、どんな人にとっても今が一番若い。

何かをはじめるにしても、何かを終わりにするにしても今が好機です。

それは40歳でも、50歳でも、60歳でも、70歳でも、80歳でも同じです。