現代の24歳は平安時代の15歳?

たとえば、現代の寿命の80歳が平安時代の50歳に相当すると仮に考えてみます。

すると、現代の24歳は平安時代の15歳。

現代の16歳が10歳に相当する計算になります。

10歳で結婚するのはさすがに幼すぎる印象がありますが、12、13歳になれば…ということになるのでしょうか。

整理すれば、当時は子どもが産めるようになると、「じゃあ結婚を考えようか」と周囲が動き出すのが自然だったのかもしれませんね。

※本稿は、『応天の門』(新潮社)に掲載されたコラムの一部を再編集したものです。


「失敗」の日本史』(著:本郷和人/中公新書ラクレ)

出版業界で続く「日本史」ブーム。書籍も数多く刊行され、今や書店の一角を占めるまでに。そのブームのきっかけの一つが、東京大学史料編纂所・本郷和人先生が手掛けた著書の数々なのは間違いない。今回その本郷先生が「日本史×失敗」をテーマにした新刊を刊行! 元寇の原因は完全に鎌倉幕府側にあった? 生涯のライバル謙信、信玄共に跡取り問題でしくじったのはなぜ? 光秀重用は信長の失敗だったと言える? あの時、氏康が秀吉に頭を下げられていたならば? 日本史を彩る英雄たちの「失敗」を検証しつつ、そこからの学び、もしくは「もし成功していたら」という“if"を展開。失敗の中にこそ、豊かな"学び"はある!