情けは人の為ならず
MCのタイプはさまざまだが、石井さんは共演者を尊重する。
たとえば『ゴゴスマ』の場合、コメンテーターの話を遮ったり、否定したりしない。
「MC哲学というと大げさなんですけれど、僕は視聴者良し、共演者良し、番組良しという形が一番だと思っているんです。近江商人の『売り手よし、買い手よし、世間よし』じゃないですけど。そうしないと番組は長く続かない気がします」
共演者と視聴者が満足してこそ自分も満足感が味わえると思っている。MC以外の職業の人にも参考になる言葉ではないか。根底にあるのは「情けは人の為ならず」という思いだ。