初バリで体験したミュージック セラピー
先日、バリに行ってきました。初バリ!もちろん仕事です。シャービン ボロリアン(Shervin Boloorian)
という世界的なミュージック セラピスト(音楽療法士)の友人がいるのですが、彼のワークショップを見に、彼の拠点であるバリに行ってきたのです。
シャービンのミュージック セラピー(音楽療法)は様々な楽器と声を使って、今、海外で大流行している心地よい音楽にただ身を任せて癒される「サウンド バス」というスタイルでヒーリング・癒しを提供するものでです。
仕組みとしてはお鈴の様な楽器=シンギングボウルやガラス製の大きなボウルを叩く楽器=クリスタルボウル、それに小さい琴の様な楽器などの楽器演奏と歌声、そしてバリという自然の音も豊かに響いている中で「ハイパー ソニック エフェクト」という聞こえない音の効果を使って心身の癒しを提供するものだと思いました。
この「ハイパー ソニック エフェクト」は20Khz以上の人間の耳では感知できない超高音を聴覚ではなく肌で感じることで、前頭葉の血流が上がって脳の働きが活発になることをいいます。美しさ・快さ・感動などの感覚を強く感じることができたり、免疫力も上がり、ウィルスなどからの感染に強くなったりして、心身の健康が全体に上がるとされています。国内外で様々な研究がなされていて、私も様々なアプローチでこの効果の研究をしています。
特にこの「ハイパー ソニック エフェクト」が面白いのは、脳の快楽を司る部分も活性化させるとされていることで、人間を幸福な状態に導く効果があると言われ、とてもリラックスするという研究結果もあります。
この効果を得るには、実際に自然の中に身を置くことが一番と言われています。これは自然の音、いわゆる、鳥の囀り、虫の声、川のせせらぎ、木々のざわめきなどの音に20Khz以上の耳では感知できない超高音が含まれているからです。その他にも、鈴や鐘などの金属からできている楽器やパイプオルガン、尺八、そして人の声になどにもその高い周波数は含まれていて、それらの音を生で聞くことで「ハイパー ソニック エフェクト」は発現すると言われています。