赤塚自らが切り出した「離婚」のはずが

離婚を宣告された翌日、新聞の弁護士事務所欄を探して、弁護士を手配した。

「崖から突き落とされた心境でした。でも、もういいや、という気持ちもあって……、相当泣きもしたから」

(写真提供:Photo AC)

弁護士同伴で仕事場のひとみマンションに行ったら、赤塚のほうがショック状態になってしまった。自分から切り出しておきながら、登茂子側から離婚を迫られたと思い込んでしまったのだ。

それが分かったのは、別れて20年以上も経ってからだった。

「『あっ、俺が言ったの? ウソ』だって。信じられない」