「人の手」の信頼感

パン屋さん、ケーキ屋さん、お花屋さんも同じでしょう。

AIやロボットが正確かつきれいに焼いたパン、AIがおすすめしてくれる花束も悪くはありませんが、すでにうまく商売をしている人たちは、やはり自分のセンスや味に魅力を感じてくれているリピーターが存在しているからこそなのではないでしょうか。

<『10年後のハローワーク これからなくなる仕事、伸びる仕事、なくなっても残る人』より>

もっとも、こうした小さなサービス業の主人も、自分の「助手」としてAIを取り入れることは大いにあり得るでしょう。

顧客の顔や髪型を撮影して分析すること、最近流行のスタイルを試しに適用してみることなど、いままでとは違った価値が提供できる機会はありそうです。

ただそれでも、やはり最後は人の手になるでしょう。

よく知っている人に任せることへの安心感、信頼感には、それ自体に価値が存在するからです。