手ごたえを感じた企画

ーー麻雀を取り巻く環境に大きな変化が起きている…と。そんななか、『麻雀界』編集長として手ごたえを感じた企画はありますか?

「プロテスト潜入取材企画」は反響が大きかったですね。

協会によって、受験するための条件や、試験内容は変わるのですが、概ね二日間にわたる試験を受けて、そこで合格すればプロ雀士になれる、というもの。

でも、これまで「どうすればプロになれるのか」という情報について、複数のプロ団体を横断的に伝えるメディアがなかったようで、「よくぞ取り上げてくれた」という声が多く編集部に届きました。

定期購読者中心の雑誌ながら、その号は単号で購入いただく方も多かったです。

Mリーグができて、人気のプロ雀士が多く生まれた昨今、「ある程度腕に自信がついたところでプロを目指す」という流れが若いプレイヤーの間で自然になりつつある。実は求められていた情報だったのでしょうね。

人気だったという親子大会特集号。最年少の参加者はなんと6歳!

あとはお子さんや高齢者が参加する大会情報などを扱った号も人気でした。自治体から購入されたりもして。創刊当時では考えられなかった流れです。

そうした反応だけを見ていても、麻雀に関心を持つ層の広がりや変化を、編集する立場として如実に感じています。

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激変が続く麻雀業界。さらなる普及と健全化のため、高橋編集長が目指しているものとは…<後編に続く>