自分の自己開示をきっかけに
そして、相手は、
「本当ですよ!」
と意気揚々と答える。
そこですかさず、あなたは、
「どんなことがあるのですか?」
と質問を投げ、相手が話し始めたら、「それでそれで?」
と煽り、盛り上げていく「合いの手」の相槌を入れる。
この「それで」という言葉は、もっと先が聞きたい、という「興味」を表す言葉であり、相手は「自分の話に食いついてもらっている」と感じ、承認欲求が満たされる。
さらに、
「そうなんですね! それでどうしたんですか?」
こんなふうに前のめりに聞かれると、「たいしたことないんですが」と言いつつも続きを話したくなる。相手の感情を揺らしたはずが、いつの間にか自分の感情も揺らされている。
このように、自分の自己開示をきっかけに、相手の自己開示にも繋がった。