「『日々、ためす、楽しむ』。これこそが、若々しさの秘訣です」そう語るのは、著者累計1000万部を超えるベストセラー作家であり、長年高齢者医療の現場に携わる精神科医・和田秀樹先生。そんな和田先生の著書『60歳からはわたしらしく若返る: 一生、元気に美しく年を重ねられる365のヒント』から一部引用・再編集し、「脳・心・体に自信を持ち続けるために取り入れたいこと」を、当連載にてご提案します。今回のテーマは「『いい物忘れ』と認知症は違う」です。
知っておきたい認知症のこと
「いい物忘れ」と認知症は違う
年を重ねると物忘れが増え、「認知症ではないか」と不安になる人がとても多いようです。
しかし、物忘れがひどい=認知症ではありません。
物忘れには「いい物忘れ」と、認知症がある程度進んだ人に生じる「悪い物忘れ」があります。