江原 ただファスティングはさまざまな方法論があり、合う人と合わない人がいます。病後などで栄養を積極的に摂るべき人もいるわけで、誰もが「出せ」ばいいわけでもない。
圓尾 ええ、薬を飲んでいるなどでファスティングできない人もいます。
江原 自己流で行い事故が起こることもあると聞きます。まずは今の食事を見極めて、良い食べ物を選ぶなど、食べながらデトックスする方法を考えることも大事ですね。
圓尾 その通りです。
江原 体を休ませるという意味では、現代人は目や脳などももっと休ませたほうがいいですね。多くの人はスマートフォンやパソコンなど文明の利器に囲まれています。そうしたものもファスティングして、本来の健やかな自分を取り戻してほしいですね。
食を整え、暮らし方を整えれば、たましいの声にも耳を澄ませられます。メッセージを感じ取れるはずです。静寂がなければ、自分の内面を見つめることもできませんからね。
いよいよ次回から、さまざまな体の不調を具体的に取り上げます。たましいからのメッセージの読み解き方を私が述べ、圓尾さんには栄養学をもとにフィジカル面についてのアドバイスをいただきます。
圓尾 はい。私は体を健やかに整えるための食材や食べ方などを紹介していきます。病院での栄養指導経験もありますが、病気が悪化した患者さんの「もっと気をつければよかった」という声を多く聞きました。後悔する前にできることを探っていただく一助になればと思います。
江原 読者のみなさんには、スピリチュアルとフィジカル、両輪をバランス良く保つヒントを、この連載から見つけていただきたいですね。
【動画】
江原啓之×圓尾和紀「スピリチュアル・メッセージ&フィジカル・ヒーリング」
第2回 実践編 誰でも簡単! 味噌汁の作り方
「スピリチュアル・メッセージ&フィジカル・ヒーリング」は現在、『婦人公論』誌上で連載中です