(写真はイメージ。写真提供:Photo AC)
「プロレス四天王」の一人として活躍した川田利明さんは現在、東京都・世田谷区のラーメン屋「麺ジャラスK」の店主です。「開業から3年以内に8割が潰れる」ともいわれる厳しいラーメン業界で経営を続け、2024年6月で開店から15年目を迎えました。しかし川田さんは、「ラーメン屋は絶対にやらないほうがいい」と語っていて――。今回は、川田さんの著書『プロレスラー、ラーメン屋経営で地獄を見る』から一部引用、再編集してお届けします。

開店以来、もっともお客さんが少ない状態に

2023年5月に新型コロナが5類感染症に移行し、少し客足が戻ってきたかなと思っていたけれど、2024年1~3月の客数は新型コロナの時期よりもさらに減った。

新型コロナの影響で夜にお店でお酒を飲む習慣がなくなったことも原因のひとつかもしれない。数人のグループで来るお客さんが減ったからね。

お客さんが来たとしても、新規の場合はランチ営業中に来ることがほとんどだし、夜は常連さんだけ。

開店から14年目が終わろうとする今、もっともお客さんが少ない状態かもしれない。

夜になってもお客さんが来てくれる店があるとしたら、それは駅近の店だけだと思う。

やっぱりうちは立地の悪さが響いた。