ある司会者の捨て台詞

あるテレビ番組に出演した時のこと。

クイズみたいな特番だったと記憶していますが、収録直前、スタジオ横の控え室で待機させられていたら、そこにその番組の司会者が、ポケットに手を突っ込んで、かなりいい加減な態度で入ってきました。

『なんたって70歳! ― だから笑顔で生きる』(著:岡崎友紀/興陽館)

一応「今日はよろしく〜」と言いつつ、出演メンバーを見回して、誰にともなく「ふっけたなぁ〜〜」と馬鹿にした笑いと共に捨て台詞を吐いたのです。

バカモノー! 若い頃に私のファンだと公言していたくせに!

幼い頃からベテランの俳優、喜劇人、歌手の方々から素晴らしい教えをいただいて、心も技術も磨くことができた私からすれば、こんな情けない威張り方をする一流の人には出会ったことがないので、興醒めもいいところ。

先輩たちへのリスペクトの気持ちも無く、歳を重ねたことをせせら笑ったこの男、サイテーです。

ま、たまにはいますよ、嫌なヤツ。自分に自信が無い人は、それを見透かされたくないものだから、その前にケムにまこうとして威張る傾向があります。

お金と権力を手に入れても、何かしらの自分のコンプレックスを抱えている人間は、他人を妬んだり、勝手に恨みを持ったりすることがあるようですね。

要するに、事あるごとに人のせいにして、自分を正当化するタイプ。