紙が発明されたのは中国

紙が発明されたのは、中国の後漢時代。

発明者は「蔡倫」という名の宦官だと長くいわれていましたが、どうももう少し前から紙自体はあったらしい。現在は、蔡倫は改良者という認識になっているとか。

むろん紙がすぐに普及したわけではありませんので、「三国志」の英雄たちも、竹簡を巻物状にして使っていますね。なお竹簡とは、竹で作った札に墨で字を書いたものです。

一方、日本はどうか? これが面白いことに、竹簡は出土例がないのです。

埋められて腐ったために失われた…のでもなさそう。

もともと使用していないのではないか、と古代史の研究者は考えています。