無難じゃない服の代表

材質やデザインに関しては、どうしても痒みや体形の問題があるから、そうそう冒険できないので、着たことのないきれいな色を纏おう。

そんなふうに考えて70越して買った無難じゃない服の代表が、次の三点です。

◎セルリアンブルーのロングカーディガン
◎フューシャピンクのニットトップス
◎ワインレッドのビッグシャツ

セルリアンブルーは、ややグリーン寄りの明るくビビッドな青。イラストを描くときは好きなのでよく使うけれど、60代までは着る勇気がなかった色でした。

フューシャピンクも、コーラル系のピンクに比べると色味が強いですが、その分華やかで魅力があります。

そしてワインのような深い赤、ウットリ。

この三色がクローゼットに加わったことで、手持ちの服にとってのいいスパイスになり、無難からの脱出ができそうです。

※本稿は、『やめると人生ラクになる 70歳を越えたらやめたい100のこと』(アスコム)の一部を再編集したものです。


やめると人生ラクになる 70歳を越えたらやめたい100のこと』(著:中山庸子/アスコム)

無理なく、自然体に「老い」を楽しむ方法とは――。

70歳を越えた著者が、しがらみや物から解放されて、人生をスッキリさせる生き方を楽しく提案する珠玉のエッセイです。