平安貴族は「焼尾荒鎮」が大好きだった

さて、話は変わって「焼尾荒鎮(しょうびこうちん)」という言葉をご存じでしょうか。

本郷和人先生が監修を務める大人気の平安クライム・サスペンス!『応天の門』(作:灰原薬/新潮社)

四字熟語というわけではなく、焼尾でも荒鎮でも焼尾荒鎮でも意味は同じ。「宴会」のことを指します。

ただしお行儀の良い食事会というより、飲めや歌えの大宴会を指すよう。

おじさん世代が大好きだった、杯盤狼藉というか、アルハラ系のやつですね。そして平安貴族たちはこれが大好きだったようです。