就職先の業種の変化

また、就職先の業種にも変化が見られる。

世代×学歴×業種別割合の表は細かすぎて見づらいので割愛するが、学歴を問わず、就職氷河期世代はバブル世代よりも製造業の割合が低い(高卒では43%から34%、大卒では31%から19%へそれぞれ減少)。その分増えているのはサービス業や小売業である。

なお、女性では医療・福祉サービス業の伸びが著しいが、男性はそもそも医療・福祉サービス業の占める比率が小さいため全体に与えるインパクトは大きくない。

むしろ、製造業が減った分、小売業と飲食業を含めたサービス業全体がまんべんなく増えている印象である。