本や体験談から希望をもつ
妻を亡くした50代の男性の次の言葉にもそれが表れています。
「本を読んでみて、悲しみは変わらないけれど、この身を裂かれるような苦しさが永遠に続くわけではないと思えるようになりました。そして、大切な人を亡くして悲しんでいるのは自分だけではないこともわかりました」
子宮がんで妻を亡くした70代の男性のお話です。
多くの体験談を読んで、「こんなにいつまでも悲しんで、生きる希望が見いだせなくなって、自分がおかしいと思っていたけれど、今はこれでいいと思えるようになりました」と話されていました。
時間をかけて悲しみとうまくつきあえるようになった人を見て、自分もそのうちそうなるだろうという希望をもてるようになったそうです。