差別、不登校
第2回。校内で全日制の女子生徒から暴行だと訴えられたアンジェラは責任を取って自主退学しようとする。藤竹はそれを許さず、「投げ出す口実にしていませんか」と厳しい口調で言う。
アンジェラは全日制女子生徒から盗みの濡れ衣を着せられた上、酷い侮辱を受けたクラスメートの池本マリ(山崎七海)が、カッターで相手を傷つけるのを防ごうとした。やむなく全日制女子生徒に覆い被さったのである。アンジェラは過去に差別を受けたが、その分、他人にやさしかった。
一方で小中学校に満足に通えなかったため、学業に苦戦。これを機に退学しようと考えていた。それを藤竹は見抜いたのである。
第3回の藤竹は保健室登校を続けていた佳純を科学部に入部させる。藤竹は佳純のメモ書きから天文学に興味があることを見抜いていた。
佳純は家庭で母親・佳乃(宮下今日子)の愛に恵まれず、いつも暗い顔をしていた。しかし、藤竹から科学部の実験経過の記録を任せられると、溌剌と取り組むようになる。表情が変わった。アンジェラが温かく接したことも佳純を明るくした。藤竹は全て読み通していたのだ。