厚生労働省が公表した「介護保険事業状況報告(暫定)」によると、令和6年8月末時点の要介護(要支援)認定者数は、718.5万人だったそう。そのようななか、介護事業を運営する株式会社アテンド代表の河北美紀さんは「長期戦の介護を乗り切るには、必要な情報を得ることと、そして事前の備えがとても大切」と話します。そこで今回は、河北さんの著書『介護のプロだけが知っている! 介護でもらえる「お金」と「保障」がすらすらわかるノート』から、有料老人ホームの選び方を解説します。
有料老人ホームはこう選ぶ! ポイントを伝授
失敗したくない有料老人ホーム選び
「有料老人ホーム」にはさまざまな種類があります。
介護保険を利用して介護を受ける目的で入居することもできますし、まだ介護が必要でない方が食事の提供や生活サービスを受ける目的で入居することもできます。
有料老人ホームを選ぶときは、自分の目的に適っているか、そして予算や事業者の規模、どのくらいの介護度(要介護者)が入居している施設なのか、または施設の周辺状況を知ることなど、多くの情報が必要です。