0.1のまま10日働いても、成果は「1」

これは持論ですが、普段のパフォーマンスが「1」で、もしも心身の不調でパフォーマンスが「0.1」にまで下がっているとしたら、10日間働いても成果は「1」にしかなりません。

では、パフォーマンスが下がっていることを自覚して、まずは心身の健康を取り戻すために9日間休み、十分にリフレッシュしてから復帰したら――。

『産業医が教える 会社の休み方』(著:薮野淳也/中央公論新社)

「0×9日+1×1日」で、「1」です。

同じなのです。であれば、しっかり休んで「1」のパフォーマンスを取り戻したほうがいいですよね。0.1のまま働き続けても、0.1が0.2、0.3と上がることはまずありません。体調が悪いまま働いても、パフォーマンスは下がるばかりです。

中途半端な体調で働くよりも、しっかり治して、万全の状態を取り戻して働いたほうが結局は効率も生産性も良いのです。