量を間違えると深刻な健康被害に

問題点を探ってみると、アマメシバは、マレーシアなどでは炒めたりスープに入れて食べるのが一般的で、1週間に116〜200g程度の量を摂取しているという調査結果がある。

ところが、台湾において健康被害を生じた事例では、毎日の平均摂取量が131gと大量に摂取していたことが台湾行政院衛生署の調査結果で明らかになっている。

(写真はイメージ。写真提供:Photo AC)

この量は、マレーシア人の摂取量の約5〜8倍以上であり、摂取量の違いが健康被害を引き起こした原因であると考えられている。

この野菜の食習慣発祥の地であるインドネシアにおいては健康被害が発生していないのに、台湾では多数の死者まで出るような問題に発展してしまった。適量ならよい効果が得られるものでも、量を間違えると深刻な健康被害をもたらす。