苦手なご近所さんを克服
例(2)おせっかいなご近所さんに対して
●ゴミ収集日が変わったことを知らずに出したら、教えてくれた。ありがとう。
●「たくさんいただいたから」と果物などをお裾分けしてくれて、ありがとう。
●旅行に出るとき「お留守の間は気をつけているから大丈夫よ」と声をかけてくれて、ありがとう。
●留守中に来訪者があったことを教えてくれて、ありがとう。
こんなふうに、リストで目に見えるかたちにしてみると、相手の存在が違って見えてきませんか。
きっとまだまだ「ありがとう」と思えることが思い浮かぶはず。苦手だと思っていた人に少しでも近づけたならば、あなたの心にも変化が生まれているでしょう。
保坂隆さんの連載「人生を楽しむ ほどほど老後術」一覧
出典=『精神科医が教える 人生を楽しむ ほどほど老後術』(著:保坂隆/中央公論新社)
保坂隆
保坂サイコオンコロジー・クリニック院長
1952年山梨県生まれ。慶應義塾大学医学部卒業後、同大学精神神経科入局。1990年より2年間、米国カリフォルニア大学へ留学。東海大学医学部教授(精神医学)、聖路加国際病院リエゾンセンター長・精神腫瘍科部長、聖路加国際大学臨床教授を経て、現職。また実際に仏門に入るなど仏教に造詣が深い。
著書に『精神科医が教える お金をかけない「老後の楽しみ方」』(PHP研究所)、『精神科医が教える 繊細な人の仕事・人間関係がうまくいく方法』(三笠書房)、『精神科医が教える すりへらない心のつくり方』(以上、大和書房)、『頭がいい人、悪い人の老後習慣』(朝日新聞出版)、『精神科医がたどりついた「孤独力」からのすすめ』(さくら舎)などがある。