自分から関係を絶たない

「何があっても、友だちであり続けること」だというのです。

彼は、せっかく友だちになったのは何かの縁があったからだと考え、少なくとも、自分から関係を断つことはしないようにしているのだとか。

若い頃は、相手から腹が立つことを言われたら、それでその友だち関係は終わり。わざわざ自分から修復しようなどとは思ってもいなかった彼も、年を重ねてくると、腹を立ててもしばらくするとおさまり、「こんなことで友だちを失うなんて嫌だな」と思うようになったそうです。

そんな気持ちになると、以前と変わらず、電話をかけられるようになるもので、「うちで焼肉パーティをやるけど、よかったら来てよ」と声をかけられます。

こちらが何のこだわりもなく接すれば、相手も「ああ、いいね。ビールでも買っていくよ」と、すぐに元どおりのつきあいがよみがえるのです。これはほぼ100%の確率でうまくいくようです。