入社して7ヵ月ほど経った頃、私は重要なプレゼン資料を作成する仕事を任されました。上司に助言を求めたところ、「こういうの、失敗するとクライアントの信用を失うからね」という一言。

私はプレッシャーを感じ、何度も確認しては修正を繰り返し、結局上司に見せるのが提出日ギリギリになってしまいました。

しかし、ミスのないようにと頑張った資料に対し、上司は内容もろくに見ないうちから「間に合っただけマシ」と言って私のやる気を削ぐのです。

このネガティブ思考は、私だけでなく部署全体にも悪影響を及ぼしていました。会議で誰かが案を出すたび、「それをやるとリスクがある」と真っ先に否定的な意見を出します。時には、「前の部署でも似たようなことをやって失敗していた」という話を持ち出し、全員の士気を下げることもありました。

同僚が新しいシステムの導入を提案した際は、「どうせ使いこなせないよ」「費用がかかるだけで意味がない」と反対され見送りに。しかし後になって同業他社がそのシステムを導入して成功したという話を聞き、部員全員でため息をついたのでした。