野菜ジュースでごはんを炊けばビタミンとミネラルと食欲がプラス

一時は、「肥満の原因になりやすい」とか、「血糖値を上げる最大の要因」とか、とかく悪者扱いされていた、ごはん。

糖質制限ダイエットが流行した影響もあって、昨今、ごはんはあまり食べなくなってしまったという人が増えました。

しかし、毎食ごはんの量を減らして糖質が不足すると、体にさまざまな問題が起きます。

まず、筋肉のたんぱく質代謝に悪影響を及ぼし、筋肉量が減ってしまいます。

また、炭水化物が分解されてできるブドウ糖は脳のエネルギー源なので、頭が働かなくなったり、精神状態が悪くなったりします。

そもそもごはんを減らしてしまうと、お腹を満たそうとして脂っこいおかずの量が増えがちなので、中性脂肪やコレステロールの値が上がりやすくなる危険性もあります。

適切なごはんの量は、年齢や性別、活動量などによって違いますが、60歳以上の方は、お茶碗に軽く1杯を目安としてください。

 

エネルギー不足の人は「いも類」を積極的に摂る(写真はイメージ/写真提供:Photo AC)