栄養価が確実にアップ!

そして、食が細く、白いごはんだとあまり食が進まないという方は、野菜ジュースの炊き込みごはんを試してみることをおすすめします。

ごはんを炊くとき、水の代わりに、同量の野菜ジュースを使うのです。

使用した野菜ジュースによりますが、炊き上りが緑だったりオレンジだったりして、ほんのり野菜の風味がするので、食欲も湧きます。

ごはんを炊くとき、コンソメを1合当たり小さじ1杯(4g)入れると、ピラフのように味も整い、おいしく食べられます。

加熱することでジュースに含まれていたビタミン類はある程度減りますが、全部なくなってしまうわけではありません。

野菜ジュースのビタミン類やミネラル類がプラスできるので、白いごはんより栄養価が確実にアップします。

 

※本稿は『60歳からの「少食」でも病気にならない食べ方』(青春出版社)の一部を再編集したものです。

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60歳からの「少食」でも病気にならない食べ方』(著:森由香子/青春出版社)

60歳を超えると、昔ほど食欲が湧かない、食べる量がガクンと減った、料理をするのが億劫になった、という人が多い。著者もそのひとり。
でも、管理栄養士という仕事柄、栄養バランスが頭から離れない。
そんな著者自身が編み出した、「がんばらず」に作れて、「少量」でも栄養バランスが整い、健康管理がきちんとできる食べ方を提案する。