こんな生活習慣が“記憶力低下”を加速させているかも?

もし「記憶力や集中力の低下が気になる...」と頻繁に感じるようなら、それは生活習慣を見直すサインかもしれません。

実際、日々の過ごし方が脳のパフォーマンスには大きく影響します。

たとえば、慢性的な睡眠不足。睡眠にはホルモン分泌のリズムを整える役割があり、質の悪い睡眠が続くと卵巣機能が不安定になり、エストロゲンの分泌にも影響を与えると考えられています。

また、ストレスの蓄積も要注意。

ストレスが続くと「コルチゾール」というホルモンが過剰に分泌され、視床下部や下垂体の働きを妨げてしまいます。その結果、エストロゲンを分泌させる性腺刺激ホルモンの流れが乱れ、ホルモンバランスが崩れることに。

さらに、食事内容の偏りや栄養不足も、脳の働きを鈍らせる一因です。

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特に更年期前後の女性は、月経や妊娠・出産などで蓄積された「鉄の欠乏」や、「神経細胞の修復」に必要なビタミン類の不足が重なりやすくなります。脳の働きを支える栄養素が足りないと、記憶力や集中力の低下を招きやすくなるのです。