人生の先輩へのリスペクトを忘れずに
◎大切ポイント:思いに寄り添うこと
事実はどうであれ、あくまで相手の発言を否定せず、相手の「思い」に寄り添うことが、解決につながります。
単にクレームをいいたいわけではなく、若い職員たちを育てるために、あえて苦言を呈してくださる方もいらっしゃいます。
それでも、事実でないことで怒られると、どうしても腹を立てたくなります。
しかし「失われた記憶」が発言の背景にあることを理解し、人生の先輩へのリスペクトを常に忘れずにいたいものです。
※本稿は『無気力・かたくな・マイナス思考etc.【マンガで解説】認知症の人の気持ちと接し方がわかる本』(大和出版)の一部を再編集したものです。
『無気力・かたくな・マイナス思考etc.【マンガで解説】認知症の人の気持ちと接し方がわかる本』(著:夢はるか、監修:小坂直樹/大和出版)
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