(写真はイメージ。写真提供:Photo AC)
日々の子育てで疲れを感じることはありませんか?感性アナリストの黒川伊保子さんは、最新の脳科学と自身の育児経験をもとに、「母親は、自分にできることと、したくないことを見極めて、自分らしい子育てをすればいい」と語ります。今回は、黒川さんの著書『子育てのトリセツ 母であることに、ときどき疲れるあなたへ』から一部を抜粋し、紹介します。

授乳の時間は最も脳が活性化している

赤ちゃんの脳にとって、最も重要なのが、授乳の時間だ。

何せ、授乳の時間以外ほとんど眠っている新生児にとって、最も脳が活性化している時間であることには間違いがない。

さらに、お乳をくわえた赤ちゃんは、口角筋を三次元方向に巧みに使っている。つまり、脳と口角筋が密接に連動して、最高に活性化している状態なのである。そのとき、目の前の口がことばを発したら、そのことばの感性は、いっそう深く微細に脳裏に書き込まれることになる。

ただ抱いてことばをかけるだけでも、脳にとっては目覚ましい効果なのに、授乳中のその効果は計り知れない。そんなチャンスを、みすみすLINE確認で逃すなんて、あー、信じられない。