貧乏揺すりで「座りすぎ」リスク解消、仕事中にできるジグリング習慣
小刻みに足を揺らす「貧乏揺すり」。行儀がよくないと眉をしかめられがちですが、健康面でプラスになっていることをご存じでしたか?
じつは「貧乏揺すり」には、「ジグリング」という立派な体操名がつけられています。
足を揺らすことには、股関節の骨に適度な刺激を与え、軟骨の再生を促す効果があるとされ、軟骨がすり減って股関節が変形する変形性股関節症の運動療法にも取り入れられているほど。
さらに、ふくらはぎのポンプ機能をアップさせ、血流を改善。全身の体温を上げ、足のむくみも解消してくれます。
「座りすぎ」は万病のもと。長時間座り続けると血流が滞り、糖尿病や心血管疾患の原因になります。
オーストラリアの調査では、座る時間が1日11時間以上の人は、4時間未満の人より死亡リスクが約40%も高いという報告もあります。
デスクワークが多い人は、こっそり「貧乏揺すり」を取り入れてみましょう。
また、1時間のうち、2分間は立ち上がって軽い運動を心掛けてください。
ぼくは原稿を書くときは、30分ごとに、スクワットや1分間ジャンプなどで固まった体をほぐして、血液循環をよくしています。