1日2杯で認知症リスクが約30%低下、緑茶は認知症予防の救世主!?

ぼくがぜひ、毎日の食事や休憩タイムに飲んでほしいのが、緑茶です。

国立長寿医療研究センターの研究では、緑茶を1日に2杯以上飲むと、認知機能の低下リスクが約30%下がったと報告されています。

また別の調査では、1日に飲む緑茶の量が1杯(100ml)増えるごとに、記憶の形成にかかわる「海馬」の年間萎縮率が減少することもわかっています。

これは、緑茶に含まれるカテキンやテアニンなどのポリフェノールが持つ、抗酸化作用や抗炎症作用のおかげ。

アルツハイマー型認知症の要因であるアミロイドβ(ベータ)、通称「脳のごみ」の増加を抑える働きも期待できるなど、緑茶は認知症予防の救世主かもしれません。

緑茶のカテキンは80度以上で溶出されます。熱いお湯でじっくり淹れた、渋みの効いたお茶で、心身をリラックスさせながら、脳活もしてしまいましょう。

※本稿は『医師のぼくが50年かけてたどりついた 長生きかまた体操』(アスコム)の一部を再編集したものです。

 

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