クリスティン:なるほど。いずれにしても社会とのつながりは大事なんですね。年齢があがっても社会とのつながりを保つためにはどうすればよいのでしょう?

ローラ:いろいろなことをやってみるのがよいと思います。人生にはさまざまな要素が必要です。たった1つのことしかしない人より、いろいろな活動に参加する人のほうが健康で、認知機能も高い状態を保つ傾向があります。

常に新しいことをさがし、知らないことを学んでください。読書クラブに入るとか、楽器の演奏を習うとか、外国語の勉強をするとか、休暇の計画を練るのもいいトレーニングになります。

旅行代理店にお任せではだめですよ。旅先で何をするかインターネットで調べ、ホテルをさがしてください。そういったことは認知機能の維持によい効果をもたらします。いい刺激になるのです。

もう1つ心に留めてもらいたいのは、毎日の暮らしのなかで生きがいだと思えるものを1つは持っておくことです。

仕事だと答える人も多いですが、それでは退職と同時に生きがいをも失い、社会に必要とされていない感覚に陥りかねません。退職後も変わらずある何かをさがしてください。

自分が経験したことをほかの人に教えるとか、ボランティアを通じて生きがいを感じる人は大勢いますし、パートタイムで働くことに生きがいを見いだす人もいます。就労時間を短くしながら働きつづけるのはよい選択肢です。

 

※本稿は、『How to Retire お金を使いきる、リタイア生活のすすめ』(クリスティン・ベンツ:著・岡本由香子:訳/KADOKAWA)の一部を再編集したものです。

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How to Retire お金を使いきる、リタイア生活のすすめ(クリスティン・ベンツ:著・岡本由香子:訳/KADOKAWA)

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