これまでの記録上、世界で一番長生きの人は122歳

「人生100年時代」といわれる今日、本当のところ、ヒトは何歳まで生きられるのでしょうか。

細胞の分裂回数などをもとに生物学的に推定すると、120歳くらいだといわれています。

また、人口統計に基づく年齢別の年間死亡率(生命表)からも、死亡率が100%となる年齢が男女とも約120歳となることから、ヒトの最長寿命(限界寿命)は120歳くらいと推定されます。

実際、これまでの記録上、世界で一番長生きの人は122歳のフランス人女性とされていますので、推定値としてはほぼ合っているといえるでしょう。おそらく、それは今も昔もそれほど変わらないのではないかと思います。

結局、ヒトのからだが強くなったから平均寿命が延びたわけではなく、ヒトの生命をサポートするさまざまな要素が整ってきたからということなのです。

医療技術しかり、食料事情や衛生環境しかり、そして社会環境もまたしかり……。