ポイントはご褒美ではなく下準備

次に子どもに投げかける重要な質問は、「どんなときの自分が一番好き?」です。

即答できる子どもと、すぐには答えられない子どもがいることでしょう。もしあなたの娘が、自分の好きなところをすぐに答えられないときには、母親であるあなたが子どものよいところを5つ以上伝えてあげましょう。

(写真はイメージ。写真提供:Photo AC)

褒めることやご褒美で子どもが動くのは、最初だけです。モチベーションを自在に扱えるようになるためには、子どもが自分のよさを知り、自分の可能性を信じることができ、夢中になることを見つけたときになります。

人は、自分の好きなところを自分自身が認めていないと、砂漠に水を注ぐように心が渇き続きます。ですからまずは、あなたが子どもの長所を伝えてあげてください。

そして、なにかの記念日にギフトを贈ってください。「あなたがこうしてママの子どもに産まれてきてくれて、本当にありがとう」「これはあなたが今、この瞬間まで生きてきたことに対しての感謝の気持ちだよ。これからが楽しみだね」と渡してあげましょう。

子どもは存在するだけで、みんなの宝物です。だからこそ、自分に対しても親切にすることを理解してもらいたいのです。